心臓には、電気が流れている?
健康管理士指導員の仕事をしています「1番は健康」です
~「健康管理をしていく上で体の構造や働きに対する知識を得て日頃から体の中で起こっている現象に対して意識を持つことが重要」~
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≪体の中で起きている精巧な機能について自覚したり考えていきましょう≫
【心臓と血液循環】
私たちは、アメーバやゾウリムシのような単細胞生物(1つの細胞だけで生きていける)ではなく、およそ60兆個とも言われる細胞が寄り集まった多細胞生物です
【どうして心臓が動くのか】
≪心臓には、電気が流れている?≫
心臓の拍動、つまり心筋の収縮・拡張は、心臓の各部分にはりめぐりされている電気の通り道に沿って電気信号が流れる事で発生します
この経路を「刺激伝導系」といい、特殊な心筋線維が担っています
電気刺激は、右心房の上部にある「洞房結節(ドウボウケッセツ)」と呼ばれる部分が開始点となり、続けて「房室結節(ボウシツケッセツ)」→「ヒス束」→右脚・左脚」→「プルキンエ線維」の順番に伝わっています
それで、心房の収縮→心室の収縮が引き起こされます
これら刺激電動系の特殊な心筋線維は、ほかの心筋線維とは異なり、他からの刺激がなくても自動的に一定の間隔で拍動を繰り返すことの出来るシステムとなっています
特に洞房結節は、状況に応じて1分間当たり50~150回の電気刺激を生み出す発生源となっている為、「心拍動のペースメーカー」と言われています