1番は健康 blog

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1番健康

前回の続き 【免疫の最前線!パート2】

健康管理士指導員の仕事をしています「1番は健康」です

~「健康管理をしていく上で体の構造や働きに対する知識を得て日頃から体の中で起こっている現象に対して意識を持つことが重要」~
 

  

 

  

 

健康を考えるのなら、
食べ物&栄養の吸収!
 
いくら栄養素の高いもの&いいもの&サプリメント&健康食品を食べても、体に吸収出来なければ意味がない!!
【免疫の最前線!パート2】
 
 腸には、人体最大の免疫系器官があり、全身の免疫細胞の内、実に60%~70%が小腸の腸管(特に回腸から大腸にかけて)に集中しています。
 
腸管と言うと食べ物を消化・吸収する場所と思いがちですが、食べ物と一緒に体の中に入ってきた異物(体に有害なウイルスや病原菌)が栄養素と一緒に紛れて体内に侵入しないように徹底した警備で自己防衛する働きも担っています。
 
 
 
 
前回の続き!!
 
 小腸は絨毛で覆われていますが、その所々に絨毛がなく、へこんだ平らな部分があります。
 
ここが、 「パイエル板」です。
 
パイエル板は、樹状細胞・T細胞・B細胞などの免疫細胞が集まった腸管特有のリンパ組織で、いわば「免疫細胞の基地」です。
イメージ 1
 
 腸内からパイエル板をみると、マンホールの入り口のよう、病原菌が容易に侵入出来るようになっていますが、これは「罠」のような役割を果たしています。
 
パイエル板の上皮には、 「M細胞」があり、表面に出ている 「GP2」というタンパク質であるサルモネラ菌などと結合し、そのまま細胞内に取り込みます。
 
そして、樹状細胞が細菌を受け取って分解し、敵の断面をT細胞に提示します。
 
すると、ヘルパーT細胞が活性化され、B細胞にその敵に対しての抗体を作るように指令を送り、IgA(免疫グロブリンA)が作りだされます。
 
IgAは、腸内に分泌され、常に腸内の状態を監視し、かつ増えすぎた細菌を体外へ排出してくれます。
 
この様に、腸管の免疫部隊はそれぞれに役割と持ち場が決まっていて、見事な連係プレーで抗体という武器を生み出し、敵(異物)と戦っています。
 
食べ物や薬などといったもので、腸のバランスが悪くなると、それぞれ弱くなります。無理をします。
 
若いときは活性化しているのでまだいいですが、体の能力が落ちている高齢者などの方は気を付けなければなりません。
 
食べ物だけでは、栄養素として体に入りません、酵素が重要!
 
分解力があるのはこれ