便は食べ物の残りカスだけではない?パート2&大腸のクビレはなぜ?あるのか?
健康管理士指導員の仕事をしています「1番は健康」です
~「健康管理をしていく上で体の構造や働きに対する知識を得て日頃から体の中で起こっている現象に対して意識を持つことが重要」~
健康を考えるのなら、
食べ物&栄養の吸収!
いくら栄養素の高いもの&いいもの&サプリメント&健康食品を食べても、体に吸収出来なければ意味がない!!
【便は食べ物の残りカスだけではない?パート2】
便の中身はなにか?
固形状の物が排泄されるので、食べた物の残りカスがほとんどを占めているようにも思われますが、
健康な人の便の70%~80%は水分です。
そして、残りの20~30%が固形成分で、そのうち約3分の1が食べ物の残りカス、約3分の1が古くなった腸粘膜、約3分の1が腸内細菌とその死骸。
ちなみに、便の色は食べ物の消化を助ける胆汁色素のビリルビン(黄褐色)の影響を受けています。
ビリルビンは、大腸の中で腸内細菌の働きによってウロビリノーゲン(無色)に変化し、最終的に酸化されて便の色のもととなるステルコビリン(黄褐色)となって便中に排泄されます。
このステルコビリンが便の色のもと になっているのです。
「大腸のクビレはなぜ?あるのか」
大腸の構造図をよく見ると、壁面に一定の間隔で膨らみとクビレがあることに気が付きますが、
実は、この構造には意味があり、内容物を溜めるとともに、蠕動運動が起きている際に内容物から水分を絞り取りやすくするためのクビレだったんです。