成長途中になりやすい「成長痛」=「オスグッド病」、対策も!
健康管理士指導員の仕事をしています「1番は健康」です
~「健康管理をしていく上で体の構造や働きに対する知識を得て日頃から体の中で起こっている現象に対して意識を持つことが重要」~
「オスグッド病」
良く聞くのがスポーツをやっている子供たちに多い「オスグッド病」
実は、私もなりました、私は左足中学2年生の時、なんか膝が痛くなにもしていない時も痛みがありました。
オスグッド病とは?
ひざのお皿と呼ばれる膝蓋骨(シツガイコツ)の下にある脛骨粗面(ケイコツソメン)の軟骨が飛び出て痛みがでる。
ジャンプやキック・ダッシュなどの動作が多い運動をする10歳~16歳頃の男子が多い。
しばらく運動を休むと痛みはなくなりますが、予防せずに始めてしまうと、また痛みがでてしまう。
原因は?
脛骨粗面は、靭帯を通じてお皿やひざを伸ばす太ももの筋肉と繋がっています。
10代前半は筋肉より骨の成長の方が早く、この時期にヒザを伸ばす動作を繰り返すと、長さや柔軟性が十分にない太ももの筋肉が脛骨粗面を引っ張り、軟骨が剥がれたり、割れたりして痛みが出ます。
診断は?
お皿の下の骨が出ているか、患部を押したときに痛みがあるか確かめる。
X線撮影をして、脛骨粗面の軟骨の変形を確認する。
治療法は?
運動を3~4週間位休んで安静にします。
ひざにかかる負担を軽くする為、太ももの筋肉を伸ばすストレッチをする。鎮痛剤入りのシップなどで痛みが無くなれば運動はできる。ただし、運動の強度は段階的に高める、運動後はアイシングをする。
運動中はオスグッドバンドをひざに付けるのも有効。
なかなか、治らない場合は、手術が必要になる事も。
予防法は?
普段から太もものストレッチを心がけましょう。
オスグッド病は本来、発育期に起こるものですが、痛みを我慢して運動を続けると、大人になっても痛みが残る「遺残症」(イザンショウ)になる恐れもあります。
スポーツなどの疲労がかかると活性酸素が溜まります。また疲れやすくなりますので、注意しましょう。