腸内細菌は腸のどこに存在しているのだろうか?
健康管理士指導員の仕事をしています「1番は健康」です
~「健康管理をしていく上で体の構造や働きに対する知識を得て日頃から体の中で起こっている現象に対して意識を持つことが重要」~
健康を考えるのなら、
食べ物&栄養の吸収!
腸内細菌数は、約1.000種類・約1.000兆個!
重さは約1.5kg
体全体の細菌の重さは
男性約2kg
女性約2.5kg です。
【腸内細菌は腸のどこに存在しているのだろうか?】
食べ物と一緒に入ってきた細菌の多くは、胃に入ると強力な酸性環境のために大幅に減少する。
そして、この第一関門を突破した細菌は、次に十二指腸に進み、ここで待ち受けるのは胆汁酸ですが、胆汁酸は細菌の細胞膜を溶かしてしまいます。
その為、細菌の増殖が阻止されることとなり、消化管の中で十二指腸は最も細菌数が少なくなります。
次に、十二指腸を過ぎると、細菌は、空腸から回腸へと進んでいきます。
十二指腸で分泌された胆汁酸が回腸で再吸収されることもあり、細菌は回腸から大腸にかけて急激に増殖していきます。
腸内細菌の分布には、酸素が関係している!
小腸では、好気性菌(酸素のある場所を好む細菌)などの呼吸によって腸内の酸素が消費されます。
その為、腸の下部に進むとほど酸素不足になり、大腸では、嫌気性菌(酸素のある場所が嫌いな細菌)が爆発的に増殖します。
腸内細菌は、小腸から大腸まで自分の住みやすい場所を選んで分布します。
これらの事を逆に言うと!
①食べ物と一緒に細菌が体に入る。
②細菌が胃に入って強力な酸でも全て無くならない。
③その次に行った細菌は、胆汁酸で細菌の細胞膜を破壊するが、胆のうを手術して取られてしまうと出来ない。
④大腸では、細菌が急激に増殖する